代表メッセージ

CARRACが博報堂DYグループに参画してから節目となる10年が経ち、その間、事業環境の大きな変化を幾度も乗り越えてきました。正直、10年前には想像もしていなかった会社となりましたが、ここまで着実な成長を遂げられていること、あらためて、顧客やパートナーの皆様、そして、ともにCARRACを育ててくれた社員やグループ会社の皆様に、感謝いたします。

振り返ると、この10年間におけるCARRACの成長の源泉は、“社風”にありました。それは、当社の企業理念（Philosophy）を体感する採用プロセスを通じて、強い共感を持って入社してくれる社員が多く、また、有志の社員によるプロジェクトから生まれた行動指針（Value）を大事にし続けてきたことなど、長い年月をかけて形成されてきました。

私自身、学生の時に、“Ask not what your country can do for you．Ask what you can do for your country．”というケネディ元大統領のスピーチを知り、リーダー自ら、この言葉を発する勇気に感銘を受けました。社会人になってからは、countryをcompanyに置き換えて志向してきましたし、私の原点の一つでもあります。今となっては、それが、CARRACの“建設的な社風”に通じていると自分なりに認識しており、これからもこの社風を育みながら、建設的な仲間をさらに増やしていきたいと考えています。

そして、次の10年は、countryへの志向にもチャレンジしていきます。“建設的な社風”が強い事業を創り出し、顧客やパートナーの皆様からの信頼を勝ち取り、業界の市場創造/健全化に向けて、大きな変革をもたらす存在になれるよう努力してまいります。

代表取締役 執行役員社長　末澤 慶輝